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仏像の衣を見てみると… [仏教・仏像]

仏像を拝する時にどこを見るかというと、
やっぱり顔だと思うんです。
その表情に優しさや厳しさなどを感じることが
多いのではないでしょうか?

他に見るところといえば
体つきや服装、装飾品、髪型、台座や光背等でしょうか?
色が残っているとかそういう部分も見たりしますね。

私は今までこんな感じで拝んでいたのですが、
最近気になっているのが衣文なんです。

仏さんが着ている衣服のシワのよりかた
とでも考えればいいんでしょうか?
どうやらこれにもいろいろ形式があるようで、
見ていくと結構おもしろいうということに最近気がつきました!

一番よく耳にするのが『翻波式衣文(ほんぱしきえもん)』。
これはちょくちょく聞くことがあったのですが、
どのような形を指すのか知りませんでした。
本で調べてみると、
「丸い波と角の波とを交互に刻んだ」と書かれていて、
ちょっと分かりにくいなと思ったのですが、
実物を見ればすぐに分かります。
法華寺の十一面観音の足に刻まれているのがそれなんですが、
確かに大きいシワと小さいシワが交互に並んでいるんですよ。
他にも室生寺の釈迦如来坐像や興福寺の薬師如来坐像にも
このような大小のシワを見ることができます。
探してみると結構ありますね。

他にも『渦文』『松葉状衣文』『茶杓形衣文』など
特徴的なものがあるようです。

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『翻波式衣紋』は平安初期に作られた木造の像に
頻繁に使われているようで、
この時代の特徴でもあるようです。

形式的なもので実際にこんな風にシワにはならないでしょうし、
この時代以降は仏像もどんどん写実化していきますから、
作例も後の時代になると少ないみたいです。

よくよく考えると
私は仏像の各時代の特徴をちゃんと知っているのかなと思いました。
一応、「これは○○時代に作られたもの」という知識はありますが、
だからといって「この像には○○時代の特徴がよく出ている」
みたいな話はほとんどできないと思います。
飛鳥時代とか鎌倉時代になると大丈夫だと思うんですけど、
奈良時代から平安時代って
自分の中で曖昧な部分もあるので、
衣文など様々な切り口からもう少し見極めの力をつけていけたらなと思います。

貴重なポストカード [仏教・仏像]

久々の更新になってしまいました…

つい先日、結構レアなものをGETしました。
私が以前から探しに探していたもので、
それは何かというと、
法隆寺金堂壁画のポストカードのことです。

昨年、三井記念美術館でやっていた
会津八一の特別展を見に行った時のこと。
焼損した金堂壁画をコロタイプ印刷したものが展示されていました。
その時にミュージアムショップでポストカードを販売していたのですが、
買わずに帰ってしまい、ずっと欲しいと探していました。

あまり詳しい技術に関しては知りませんが、
焼損前に京都の「便利堂」が壁画を撮影していたという情報は得ていたので
何度か神保町の便利堂のショップをのぞきにいっていました。
でも置いておらず…

それが2週間ほど前に、
神田の古書店街にいったついでに
「ないだろうなあ…」と思いながら行ったら
なんとあったんですよ!
コロタイプ印刷されたモノクロのポストカードセットが!

お店の方にいろいろ話を聞いたのですが、
便利堂が所持しているガラス乾板(写真のネガみたいなもの)をもとに
再現した写真集が出版されたらしく(法隆寺金堂壁画  ガラス乾板から甦った白鳳の美
ポストカードもセットで出したんだとか…

お店の方曰く、
コロタイプの技術なんかは
NHKの日曜美術館でもとりあげられたようで…
写真集はかなり大々的に広告をうっていたみたいです。
ただ、私はまったくこの写真集の情報を知らず、
日曜美術館の話も、そんな回があったというのを
母から聞いていた程度でした。

探していたわりに何も知らなかった自分を恥じたのですが、
とにかく見つかり、安心しました。

それで、このポストカードセットは
コロタイプ印刷のモノクロ版だけでなく
オフセット印刷されたカラー版もあるらしいと聞き、
取り寄せてもらい、何とかGETしました。

どちらも、もともと数が少ないものらしく、
手に入れられたのも奇跡なくらい…
ギリギリ手に入れられて本当によかったです!

日本に存在したとは思えない、
エキゾチックな仏の姿。
ゆっくり堪能したいと思います。

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