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仏像の衣を見てみると… [仏教・仏像]

仏像を拝する時にどこを見るかというと、
やっぱり顔だと思うんです。
その表情に優しさや厳しさなどを感じることが
多いのではないでしょうか?

他に見るところといえば
体つきや服装、装飾品、髪型、台座や光背等でしょうか?
色が残っているとかそういう部分も見たりしますね。

私は今までこんな感じで拝んでいたのですが、
最近気になっているのが衣文なんです。

仏さんが着ている衣服のシワのよりかた
とでも考えればいいんでしょうか?
どうやらこれにもいろいろ形式があるようで、
見ていくと結構おもしろいうということに最近気がつきました!

一番よく耳にするのが『翻波式衣文(ほんぱしきえもん)』。
これはちょくちょく聞くことがあったのですが、
どのような形を指すのか知りませんでした。
本で調べてみると、
「丸い波と角の波とを交互に刻んだ」と書かれていて、
ちょっと分かりにくいなと思ったのですが、
実物を見ればすぐに分かります。
法華寺の十一面観音の足に刻まれているのがそれなんですが、
確かに大きいシワと小さいシワが交互に並んでいるんですよ。
他にも室生寺の釈迦如来坐像や興福寺の薬師如来坐像にも
このような大小のシワを見ることができます。
探してみると結構ありますね。

他にも『渦文』『松葉状衣文』『茶杓形衣文』など
特徴的なものがあるようです。

111016.jpg

『翻波式衣紋』は平安初期に作られた木造の像に
頻繁に使われているようで、
この時代の特徴でもあるようです。

形式的なもので実際にこんな風にシワにはならないでしょうし、
この時代以降は仏像もどんどん写実化していきますから、
作例も後の時代になると少ないみたいです。

よくよく考えると
私は仏像の各時代の特徴をちゃんと知っているのかなと思いました。
一応、「これは○○時代に作られたもの」という知識はありますが、
だからといって「この像には○○時代の特徴がよく出ている」
みたいな話はほとんどできないと思います。
飛鳥時代とか鎌倉時代になると大丈夫だと思うんですけど、
奈良時代から平安時代って
自分の中で曖昧な部分もあるので、
衣文など様々な切り口からもう少し見極めの力をつけていけたらなと思います。
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