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明日香は変わらないなあ [仏教・仏像]

8月アタマは夏休みで実家に帰っていました。
今年は例年よりも休みが短かったので
あまりいろいろなところへは行けませんでした。
ですが、その分一日をじっくり楽しもうということで、
短いわりに楽しめた休みでした。

東海道本線に乗って東京から京都に帰るとかね。
私は鉄子ではないですが、
思いつきでやってみたりしました。
(宇治まで10時間半くらいかかった…)

お寺関係では、
東寺や吉野に行こうと思っていたのですが、
諸事情ありどちらも叶いませんでした。
そのかわり明日香に行くことになり、
久々に古代の空気を(?)楽しんできました。
(明日香まで行くなら吉野も行けるやん!って感じですが、
 そこに諸事情があるのです…)


明日香は中学生くらいの時に初めて行って以来です。
その時は高松塚古墳や石舞台、飛鳥寺等、
王道スポットをレンタサイクルで巡りました。
まだキトラ古墳の朱雀が発見される前でしたね。
冨本銭が話題になっている頃だったような…
今回はお寺を中心に、また自転車で巡りました。

近鉄の橿原神宮前駅からスタートし、
最初に訪れたのは橘寺。
田んぼに囲まれた小高い場所に建っています。

聖徳太子が生まれたというところで、
像がたくさんありました。
やはり奈良の歴史に聖徳太子アリ!という感じです。
ご本尊は聖徳太子と如意輪観音。
意外に観音堂は目立っていません。
本堂と二面石ばかり人気がありますが、
立派な六臂の如意輪観音像がいらっしゃるのでお見逃しなく!
薄暗い中であまりはっきりとは見えませんでしたが、
穏やかなお顔で、どことなく石山寺の方を思い出しました。

また、本堂には田道間守像が祀られています。
橘をこの地に植えたという伝説があるそうです。
お菓子の神様だというので、
スイーツ好きの方はぜひともしっかり拝んでおきましょう!

橘寺の北側には川原寺があるのですが、
今回は訪問せず、
次は西国霊場でもある岡寺に向かいました。

山の上にあるので、急な坂を登らなくては行けないので大変です。
明日香を一望できる場所でとても眺めが良いです。
本尊はこちらも如意輪観音です。
奈良時代につくられた日本最大の塑像です。
弘法大師が三国の土(インド・中国・日本)を以て
作られたと言われていますが、
奈良時代作なのに弘法大師?という、
様々な疑問はとりあえず置いておきましょう…

白く、どっしりとされていて、
空を見ていらっしゃる感じの方です。
三国の土という話があるからか、
あまり日本っぽく方ではありませんね。
乾いた砂漠地帯の寺院に納められていても違和感なさそうです。

本尊後方には寺宝が展示されており、
本尊胎内仏のレプリカや仏足跡の版木などがありました。
ボロボロになっていましたが、
古い兜跋毘沙門天像もありました。
地天女は見る影もないくらいでしたけれど…
本尊もよいですが、こちらも興味のあるものが多いです。

次はお寺ではありませんが、
かねてより行きたいと思っていた万葉文化館へ寄りました。
思った以上に大きな施設で、
建物の下に遺跡があるという
奈良ならではのつくりになっています。
こちらでは万葉集に関する展示や
裏手の竹薮の中の酒船石を見て出ました。

最後のお寺は万葉文化館からすぐの飛鳥寺です。
飛鳥大仏とは十数年ぶりの再会です。
私の中でですが、
大仏の中で最も親しみやすい仏さんだと思います。
大きすぎず、かつ素朴な感じがよいです。
参拝者との距離感もちょうどいい具合だからでしょうか。

飛鳥寺は、以前訪れたときの記憶と
今回の印象がほとんど変わらず、
お堂の感じもそのままな気がします。
飛鳥大仏や説明をしてくださる住職に
懐かしさを感じました。

今回、明日香を訪れて気付きましたが、
万葉文化館など、新しい施設もありながら、
村の風景自体はそれほど変わっていないような気がします。
十数年前からそのままの田んぼと山の風景。
移り変わりの早い都会に住んでいるからか、
こういうのって極めて稀で不思議な感じがします。
ここがただの村ではなく、
かつて首都があった場所だから、
余計にこんなことを思うのかもしれません。

暑い中でクタクタになりましたが、
またひとつ印象的な旅をすることができました。
次に訪れるときも、
変わらない場所であってくれればいいのになと思います。

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